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「アットコスメ」山田メユミさんの女性支援プロジェクトに注目
「アットコスメ」を開設した山田メユミさんが始めたのは、経済的困難を抱える女性への支援プロジェクト。この取り組みを通して見た化粧品業界のこれからを聞いた。
Text YURICO YOSHINO
お話を伺ったのは……
山田メユミさん。東京理科大卒。東大EMP修了。化粧品メーカーを経て1999年アイスタイルを共同創業、現在も取締役を務める。今回一般社団法人バンクフォースマイルズ代表理事。2児の母。
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行き先のない化粧品と貧困下の女性の課題をつなぐ
アットコスメ」を開設した山田メユミさんが、昨年末始動させた「コスメバンク プロジェクト」。化粧品メーカーがもつ行き先のない商品を集め、経済的困難にある女性たちに贈るというものだ。これは化粧品業界に、そして日本の女性の置かれた現状にどんなインパクトを与えるだろう?
「ここには2つのベクトルがあって、1つ目は化粧品メーカー側の抱える問題です。サステナブルな社会のために化粧品業界は原料から製造工程、パッケージやリサイクル方法までさまざまな改善努力を重ねていますが、余剰品という大きな問題を抱えてきました。国内2.5兆円の化粧品市場のうち、50...
高層マンションのお宅訪問。自然とアートに囲まれた素敵ライフだった!
都会の街を天空から鳥瞰しながら日々を送るのってどんな感じ!? 都心の高層マンションの最上階を選んだ家族のリアルライフを拝見しました。
自然もアートも楽しめる!最上階の魅力
都心にありながら緑豊かなエリアにそびえ立つマンションの最上階に4年ほど前から暮らしているYさん一家。この家を選んだ決め手はスッキリした間取りと天井の高さだそう。
「ふたり目の子が生まれるころで、手狭感があったので家族構成に合った家を探していました。加えて前の家には下がり天井があり、視覚的にもやや圧迫感があって」
天井が高く、広々とした印象が気に入って選んだ最上階でしたが、妻のM.Yさん(主婦)は少し不安を抱いていたとのこと。
「子供が小さいので、エレベーターで耳抜きできるかとか、高所恐怖症だったらとか…」
そんな不安も実際に暮らしてみると杞憂だった。
「高層階って想像以上に自然が豊かなんです。沈む夕日、月や星が輝く姿を眺め、光や風を存分に浴びられますね」
子どもたちは天体や飛行機に関心が高く、みんな自然の雰囲気が好きでカーテンはいつも開け放し、天気の良い日には、朝ごはんも昼ごはんも、テラスで楽しむそう。
高い天...
人との縁やつながりを結んだ、大切なものたち【素敵な彼のタカラモノ拝見】
蚤の市で見つけた掘り出しもの、小さい頃から愛用している分身のようなアイテムー-年月を超えて大切にされてきた品々は暮らしに豊かなストーリーを添えてくれます。おしゃれに暮らす素敵な方々に「いつまでも大切にしたいアイテム」を見せていただきました。今回は、ワイン商を営む八田さんの3つの“タカラモノ”をご紹介します。
【手土産達人セレクション】お詫びのときに適した贈り物4選
Reiko Masutani
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さかぐち「特選海苔巻き 京にしき」
「甘いものが好みでない人への贈り物に関して、こちらをお渡しするとおおよそ喜んでいただけます。美しく敷き詰められたシンプルなのりの煎餅のおいしさは、外国の人も驚かれます」(某企業PR担当 上村祐介さん)
販売価格/4500円
賞味期限/30日
住所/東京都千代田区九段北4-1-5
電話番号/03-3265-8601
公式サイト
Reiko Masutani
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とらや「小形羊羹14 本入」
「とらや」を代表する小倉羊羹(ようかん)が入った詰合せ。
「時を真摯に重ねたその風格と端正なパッケージは、いかにも謝罪にふさわしく、あえて購入し持参しました。お客さまともちょっとした笑いも生まれ、場を取り持つ力も…」(LockUP代表取締役社長 長尾純平さん)
販売価格/4320円
賞味期限/製造から1年
住所/東京都港区赤坂4-9-22
電話番号/03-3408-2331
公式サイト
Reiko Masutani
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西洋菓子 しろたえ「シュークリーム」
「このシュークリームには、こ...
松山記子 / Kiko Matsuyama(25ansAmis)
華やかなライフスタイルとその美貌でインフルエンサーモデルとして活動してきた松山記子さん。現在は美容や健康をテーマに、再生医療関連事業や化粧品共同開発などの事業を展開しています。起業家として新しい女性の生き方を提案してくれる松山さんの情熱に触れました。
憧れのインフルエンサーとして、いつも私たちに華やかな姿を見せてくれた松山記子さん。その美しさのみならず、幼少期をハワイで、中学から大学までをアメリカで過ごし、2007年のミスユニバースには日本代表のファイナリストとして出場経験ももつ、グローバルなバックグラウンドも注目を集めてきました。2014年にお嬢さんを出産してからは母親業とともにモデル、インフルエンサーとして活動していましたが、昨年秋、そこにもうひとつ新たな顔が。それはコスメティックブランド「amis skin」をクリエイティブディレクターとしてローンチしたこと。
「今まで25ansの読者の方々をはじめ、皆さんに夢のある世界を届ける活動をしてきましたが、心のどこかで、ここに安住していてはいけない、という気持ちに駆られていました。少しチャレンジングな場に身を置いていないと人は成長...
木嶋真優/Mayu Kishima(25ansAmis)
気鋭のヴァイオリニストとして世界中のステージで感動を生みながら、持ち前のファッションセンスや軽やかなキャラクターでテレビや雑誌でも引っ張りだこの木嶋真優さん。「今まさに分岐点!」と新しいチャレンジに情熱を燃やす木嶋さんの思いとは?
10代の初めより海外の一流の音楽家からも高い称賛を得てきた木嶋真優さん。クラシックの世界ではすでに確固たる地位を確立しましたが、ここ数年彼女が挑戦しているのは新たな表現。2020年末に発売したアルバム『seasons』は、ヴィヴァルディの『四季』と「恋するフォーチュンクッキー」をカップリング!さらに昨年はブルーノート東京でのステージも実現しました。「この先はひとつのジャンルにとらわれず、可能性を広げていきたい。5年以内に、コンサートホールとジャズクラブの両輪で活動していきたいですね」
そのファッションセンスも注目されている木嶋さん、ファッションに目覚めたのは20代の頃に、パリに5年ほど拠点を置いたのがきっかけだそう。「それまでは服=衣装、着せられるものという感覚だったのですが、パリの人々のかっこよさを目にして、自分を表現する楽しさを知りました」。今では...
奥田麻弥子 / Mayako Okuda(25ansAmis)
真珠商社の家に生まれ、幼い頃からパールとともに育った奥田麻弥子さん。自身のパールジュエリーブランド「MAAYA」を立ち上げて6年になります。身につける女性を輝かせながら自らも輝き続ける、その日々の心構えを伺いました。
お祖父さまの代から真珠の卸売商社を営んできた奥田麻弥子さんは、6年前に立ち上げた自分自身のパールブランド「MAAYA」のファウンダーでありデザイナーとして活躍中。最近では他ブランドとコラボアイテムのデザインにも携わるなど、ご実家とは異なる道で、パールの魅力を広めることに貢献しています。「パールは、成人や卒入学などの記念にご両親から贈られて、冠婚葬祭などのフォーマルなシーンで使うという方もまだまだ多いように思います。でも実は、デイリー使いにもとても魅力的なアイテム。身につける人に、柔らかく優しい光をもたらしてくれるんです。ゴールドチェーンなどと重ねて遊ぶのもOK。ひとつひとつ形も輝きも異なる個性もパールの価値ですし、今人気のバロックパールはその最たるもの。個性あふれるパールに出会う楽しさもありますね」と、その魅力を聞かせてくれました。
ご実家の事業はお父さまと弟さんが...
エレナ アレジ 後藤 / Helena Alesi Goto(25ansAmis)
3年前にスイスの家族と離れ、単身で日本を訪れたエレナ アレジ 後藤さん。彼女が昨年から手がけているスキンケアブランド「GOTO BEAUTY」も大きな話題に。ビジネスパーソン&女優として、今新たに感じていることを語ってくれました。
フランスで生まれ、スイスで育ったエレナ アレジ 後藤さんが単身日本にステージを移したのは3年前のこと。現在は1年前にローンチしたコスメ「GOTO BEAUTY」に情熱を傾けています。「開発から販売まで一手に取り組んでいますが、なかでも化粧品成分の探求に最もパッションが湧きます。今後新製品も予定していますが、妥協はしたくないので正確な発売時期は未定です」とエレナさん。年齢や肌質を問わず、どんな人が使っても肌変化が感じられる化粧品になるよう、徹底的にこだわっています。「私はとてもせっかちなんです。だからスキンケア商品でも、使ってすぐよし悪しが肌で感じられないとダメ。1、2週間ごとにサンプル商品をチェックして開発を進めています」
この情熱はどこから湧いてくるのでしょうか。「もともとスキンケアが大好きだったのですが、自分がイメージするような製品と出会えないフラ...
今からでも遅くない! 好印象への道 Vol.11 「バレないメイクこそ、 清潔感アップのカギ!」
松本和也さん
やってないと言いつつ
みんな意外とやっている⁉
――今回は「バレない男のメイク」がテーマ。今月は美容番長のモデル・櫻井貴史さんに加え、櫻井さんのヘア & メイクをよく担当される松本和也さんと、メイクほぼ初体験という雑誌『メンズクラブ』広告担当の市田智之(36歳)が、男のメイク談議に参戦してくれました。
市田/櫻井さんはプライベートでメイクすることは?
櫻井/いやぁ、しませんね。家でインスタライブをするときに、眉頭をちょっと描くくらい。
市田/ちゃんとやってるじゃないですか!
櫻井/これもメイクか(笑)。「ファイブイズム バイ スリー」と「資生堂」のメンズ用アイブロウペンシルを持っていて、そのときの気分で使い分けています。
市田/本格的ですね(笑)
松本/僕がいつも櫻井さんのメイクをするときもだいたい、ちょっと肌のトーン整えて眉頭を足すくらいです。でも、それだけでガラッと変わるんですよ、男性の顔は。
市田/他にやってることは?
櫻井/日焼けしてないときはひげの剃り跡が気になるから、口の周りにコンシーラーを塗ったりも。それもライティングをバッチリする、本気のインスタライ...
家族愛に満ちた、等身大のZ世代アイコン【木村安梨沙さん/25ansAmis】
25ans関西特集では、いつもファッションにビューティにと素敵なライフスタイルを紹介してくれている木村安梨沙さん。2021年の秋に長男が誕生し、新しいライフステージを実感しているとのこと。そんな木村さんの「今」に迫りました。
ファッション誌や関西を中心とした広告に出演している木村安梨沙さん。25ansでも関西情報を発信するリーダー的存在のひとりとして活躍しています。2019年に3年間の交際を経て結婚され、昨年の10月には息子さんを出産。出産、育児を通し、価値観にも大きな変化が訪れたといいます。
「今は子どもを育てることに夢中です。大変ではありますが、惜しみなく愛情をかけて育てていると、ほほ笑み返してくれたりする、その瞬間が本当に幸せ。“無償の愛”とはこういうことなんだなぁと、赤ちゃんから教わっています。それに、ひとりで生きているのではないということを強く実感するようになり、夫や両親など、周囲への思いやりや感謝の気持ちもずっと増えたと思います」と、家族との幸せをかみ締めているようです。
これからベビーにはどんなふうに育ってほしいと望んでいるのか、少し未来のことについても伺いました。...
“アールドヴィーブル”に人生を謳歌【平山美春さん/25ansAmis】
多くの女性誌でファッションモデルとして活躍したのち、フランス留学を経て現在は実業家であるご主人の事業をサポートしているという平山美春さん。
暮らしの細部まで自分らしく美しく――平山さんが大切にしているのはそんな生き方です。
ファッションモデルとして活躍してきた平山美春さんは、はんなりした雰囲気がありますが、実は人並み外れた行動力の持ち主。「いろんなことに情熱を傾けすぎるタイプ」と自己分析しています。
その第一歩はフランスの高校への留学でしょう。「幼稚園から大学までの一貫校に通っていたのですが、肌に合わず、高校は他校を受験したいと思っていました。幼い頃から絵を描くことが大好きだったので、美術を学べる学校に、母に相談したところ“せっかくなら本場フランスの学校に行っては?”と提案されて」
ロワール地方の高校に通うようになり、フランス人の「自分らしい生き方」を貫く姿に衝撃を受けたという平山さん。「『ミハルは真面目すぎて、自分らしく生きていないけど、自分らしく美しく生きることこそ人生なのよ』と頻繁に言われて、考えさせられました。年齢を重ねるにつれてその言葉の意義を感じています」
帰国後、た...
母として経営者として、私らしく【チアキさん/25ansAmis】
早起き、きれい好き、美ボディ、素敵なインテリア、ファッションのコレクション…とこれまで、25ansでも憧れのライフスタイルや暮らしの心構えを紹介してくださったチアキさん。改めて、日々最も大切にされていることについて伺いました。
大阪でヨガ&ビューティサロン「CHIA KISS(チアキス)」を営む実業家であり、3人の育児に励む母でもあるチアキさん。4時起きで丹念なお掃除やトレーニングから始まる一日は、ゴージャスというよりはむしろ、シンプルでストイックと言ってもいいほどです。2019年に完成した800坪の邸宅も、美術館のようにクリーンで整然とした美しさ。「家のなかは基本的にスッキリさせています。あまりものを出さず、余計なものがないほうがリラックスできるんです」
座右の銘は「昨日より今日」。昨日できなかったことが今日できるようになっていたらよしとしよう、という意味だといいますが、それは毎日進歩し続けるという、向上心の表れともいえます。「今日できなかったことも、明日できるようになればいいかな、と。でも、トレーニングは必ず今日中に(笑)」
ファッションのポリシーも「自分の体形に合ったものを...
好印象な大人の男性になるための18のヒント
好印象な男のことは、好印象な男の先輩に聞こう! 日々の暮らしからファッション、ビジネスなど、幅広い分野で「素敵に生きる」ためのメッセージを発信している、エッセイストの松浦弥太郎さんに、好印象な男が身につけるべき生き方や身だしなみの術を聞きました。
主語を使って話をしていますか? 見聞きした情報をシェアするばかりでなく、自分で考え、自分で感じたことを伝えられる男性は魅力的だと僕は思います。人それぞれ考えは違うのだから、友人と意見が違えば「僕はこう思う」と伝えていいのです。会話とは、同調することでもマウンティングすることでもなく、お互いの意見を交換し合うことに楽しさがあると思います。
格好いい大人って、少年の心を忘れていない人だと思います。でも30代、40代というのは、実際の自分より大人っぽく見せたいと感じる頃ではないでしょうか。虚勢(きょせい)を張っている人よりも、好きなことを思う存分楽しんでいる人のほうが魅力的。
「やりたいことがない」という人は、子どもの頃夢中になっていたことを思い返してみてください。案外、忘れちゃっているときめきがあるはずです。好きなことに夢中になれる大人にな...
【コラムニスト 犬山紙子×小説家 吉川トリコ対談】背中を押してくれる「女性芸人」たちの活躍とこれからを語る!
世界的にジェンダーギャップが大きい日本とはいえ、これまで男性社会とされてきた業界で活躍する女性も増えつつある。「女性芸人」の方々もその一例。彼女たちの活躍について、コラムニストの犬山紙子さんと小説家の吉川トリコさん、仲良しのおふたりが語り合う!
お話いただいたのはこの方々!
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犬山紙子 @inuningen
イラストエッセイスト。仙台のファッションカルチャー誌の編集者を経て、家庭の事情で退職し上京。マガジンハウスからブログ本を出版しデビュー。現在はTV、ラジオ、雑誌、Webなどで粛々と活動中。2017年に第一子となる長女を出産してから、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「こどものいのちはこどものもの」の立ち上げ、社会的養護を必要とするこどもたちにクラウドファンディングで支援を届けるプログラム「こどもギフト」メンバーとしても活動中。
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吉川トリコ @bonbontrico
小説家。2004年に新潮社「女による女のためのR18文学賞」大賞・読者賞を受賞。著書に『夢で逢えたら』『グッモーエビアン!』『マリー・アントワネットの日記』シリーズ『余命一年、男をかう』『おんなの...